かなりショックです

近所の奥さんが、危篤。
日曜日のお昼前に救急車で搬送されて余命一週間と言われたと、今日の午前中に姉から聞いた。
ご主人が姉の職場の違う部署に勤務されていたので、姉も今日職場で聞いたらしい。
まだ50代後半くらいで、人当たりが良く腰の低い優しい女性だった。会えば必ず笑顔で挨拶してくれる穏やかな女性。
ご主人と早い昼食をしていた最中、突然倒れたとのことで、病名は脳梗塞とのこと。
姉からその話を聞いた時、かなりなショックを受けた。
特に親しくお付き合いしていた訳ではないのだけれど、本当にいつもにこやかな女性で朝自宅の前のお花のお手入れをしたり駐車場の掃き掃除をしたりをいつも見かけていた。
私よりお若いのに、自分に何が起こったのかさえ分からず亡くなってしまわれるのかと思うと気の毒でしょうがない。

随分昔に同じように、家族で夕食を食べている最中に突然倒れてご主人が亡くなった知り合いが居た。
あまりに突然だったので、最初はふざけているのかと思ったとその知り合いは言っていた。前夜に頭が痛いから早く寝ると言って朝には何の症状もなくなり、全く普通に過ごしていた夕方の出来事だったと。
まだ40代後半くらいだったと思う。

脳梗塞で倒れても発見が早かったり、高齢になり自覚症状があったり(指先の痺れ、目眩、頭痛、呂律が怪しいなど)、既往症があったりした場合は、多少の後遺症が残ったとしてもリハビリで社会復帰出来る人もいらっしゃるし、仮に発見が少し遅くなっても後遺症と向き合い頑張って生きて居られる方もいらっしゃる。
でも、40から50代の方の脳梗塞は血管が大破裂する方が多いらしく、命に関わる重体になってしまわれる。

近所の奥さんも、多分ここ数日の間になにがしかの前兆が有ったに違いないと思うのだけれど、まだまだお若いからまるで予想だにしなかったに違いないから、尚更気の毒でしようがないのだ。

その話を聞いてから、なんとなく気分が沈んでしまい、どんよりと過ごした休日だった。

特に親しくしていた訳でもないのに、何故ここまでどんよりと一日中沈んだ気持ちに包まれてしまったのだろうと考えてみた。
勿論、お気の毒だと思う気持ちもあるのだけれど、死が他人事ではないという現実を思い知らされたからなんだと思う。
明日は我が身かもしれないからだな。
62歳は死ぬにはまだ若いかもしれないけれど、近所の奥さんはまだ60歳にもなっていないし、病気でなくても交通事故でだって有り得るのだから。
突然の死ってのは本当に怖い。
余命宣告されても怖いのは怖いけれど、心だけでなく身の回りの準備をする猶予や時間は欲しい。
食べたい物、見たい物、行きたい所、会いたい人、…人の欲って際限がないものだなぁ。

プツンって、ある日突然意識が途切れるなんて本当に怖い。
突然死って、スマホYouTube観てたりゲームしてたりして寝落ちる時が時々有るけど、あんな感じでそのままもう二度と意識が戻ることが無いみたいな感じなんだろなーって思う。
やはり終活は大事だね。